この度、SOMPOヘルスサポート社の保健指導業務の強化、利用者の生活習慣を把握した上での改善サポートを行うべく、同社提供のアプリ「QUPiO With」に、弊社開発のコミュニケーションAIを導入いただきました。
■ AIと会話をしながら健康改善
QUPiO Withでは、AIロボットとの日常的なコミュニケーションを通じ、体重の記録など健康管理を後押しします。AIロボットは、利用者に対して仕事や趣味に関わる会話など日常生活に関わる話題を振り、ユーザーは選択肢から回答することでコミュニケーションを行います。
たとえば、ユーザーが「3ヶ月で5kg痩せる」という目標を達成する場合、体重測定を促したり、利用者を励ましたり、健康に関する豆知識を与えたりします。会話で得た情報をAIが学習し、利用者ごとにパーソナライズ化することで相手を理解した会話が可能になり、まるで人がサポートしているかのような自然な会話が実現します。
また、会話だけでなく、利用者の住んでいる地域の天気や利用者の趣味に即した最新ニュースなど、日常的によく利用する情報を提供します。
こういったことを可能にしているのが、弊社(SELF株式会社)が独自開発したコミュニケーションAIです。ユーザーとの会話によって属性情報、趣味趣向、健康状態といった様々な要素を取得・記憶し、パーソナライズ化された最適提案を行います。
■ 健康無関心層へのアプローチとは
現在、SOMPOヘルスサポート社では、保健指導として健康相談員との面談や電話支援を行っています。ただ、実施率の向上が課題になっており、解決に向けた施策として、常に手元にあるスマートフォンに着目しました。その後検討が進み、利用者の日常生活に寄り添ってサポートするべく開発されたのが「QUPiO With」です。
実施率の向上という点で特に意識したのは、健康改善に無関心な層です。
そういった層には、キャラクター性の打ち出しやパーソナライズ化されたコミュニケーションアプローチを取ることで、自然と健康への関心を高めることができるのではないかと考えております。また、単に利用者へ体重や腹囲の記入を促すだけでなく、数値の変化によっても会話が変化し、利用者の現状整理やモチベーション維持を手助けします。
その他、アプリ上で面談や電話支援の支援スケジュールやレポートが確認できたり、支援の中で決定した行動目標を振り返ったりと、既存の業務と一体化して実施率を引き上げるような仕組みも考慮しています。
■ 今後の分析・改善への取り組み
QUPiO With配信後は、利用者の意欲や実際の体重の増減と、会話や継続率の相関関係を分析しさらなるブラッシュアップを図ります。
また、QUPiO Withにはアンケート機能が設けられています。
SOMPOヘルスサポート社から利用者へ直接質問ができる機能があり、今まで聞き取ることのできなかった意見や数値を見える化できるようになります。
コミュニケーションAIの導入により、支援の実施率やサービス継続率が向上し、QUPiO Withがより多くの利用者の方の健康改善へ結びつくサービスとなるよう、弊社は今後も経常的な改善を行います。
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