こんな方におすすめ! ・PV数が伸びなくて悩んでいる ・直帰率が高くて改善したい ・サイトリニューアルをする予算がない ・観光DXがイマイチよくわからない
コロナ禍で大きな打撃を受けている観光業界。
2020年以降大幅に落ち込んだ旅行者数ですが、2022年のGWは、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置といった制限が全国的に解除されたこともあり、国内旅行者数がコロナ禍前である2019年の66.6%まで回復しています。(上図)
まだまだ厳しい状況が続くとはいえ、旅行や観光へのニーズは健在であり、アフターコロナを見据えた地域活性化や観光産業の強化には力を注ぐ必要がありそうです。しかし、中にはどういった対策を取ればいいのかわからないと頭を悩ませる担当者もいるでしょう。
そこで今回は、手軽に導入できる弊社サービス「AI旅のしおり」をご紹介します。
◾️オリジナルの旅行プランを自動作成
AI旅のしおりとは、地域・観光サイトなどで、ユーザーに対してAIがオリジナルの旅行プランを提案するサービスです。ユーザーと会話をすることによって属性情報やニーズを取得・分析し、まるで一冊のしおりのように旅行プランを作成します。主なステップとしては3つです。
- ニーズの把握(ユーザー属性、日程、目的など)
- プラン提案(ニーズに沿った旅行プラン)
- 旅のしおり作成(スマホに保存)
具体的にどういった流れで進んでいくのか、一例をご紹介します。
◾️【例:秋田県への家族旅行を検討しているユーザーの場合】
◾️1.ニーズの把握
まず、地域サイトに訪問すると画面上にAIキャラクターが登場します。キャラクターによるナビゲートを許可すると、キャラクターとの会話が始まります。(※オリジナルキャラクターなども開発可能)
- 誰と行くか
- どういう日程か
- なぜその地域を選んだのか
- etc……
こういった情報を会話の中でAIが取得し、ユーザーのニーズを把握していきます。ここでは一例として、「美味しいものを食べに、秋田県に一泊二日で家族旅行を検討しているユーザー」という想定で進めます。
ちなみに、サイト内の閲覧ページをAIが認識し、ユーザーのサイト内行動を追うことも可能です。たとえばユーザーが武家屋敷のページを何度も見ていた場合、「もしかして武家屋敷が気になっていますか?」と武家屋敷に関する情報を勧め、さらに深いニーズを探っていくことができます。
◾️2.プラン提案
ヒアリングした情報を分析・処理し、AIキャラクターが要望にマッチした最適な旅行プランを提案します。グルメに興味のあるユーザーに「里山のカフェ」で腹ごしらえを勧めたり、気になっていたであろう「武家屋敷」を観光プランに組み込んだりと、ユーザー情報を考慮した提案を行います。
ユーザー体験としては、店舗やスポットなど、詳細ページに遷移しながらサイト内を回遊する形となるため、旅のイメージがしやすくなります。もし自社サイト等で「情報が多くてわかりづらい」「使い勝手がよくない」といったような課題を抱えている場合でも、弊社システムがサイト内において最適化した情報をユーザーにお届けします。
◾️3.旅のしおり作成
完成したプランは、「旅のしおり」としてスマホ等のモバイル端末に保存できます。スマホで確認できるほか、パソコンに保存したり、データとして送受信することも可能です。誰かと旅行を計画している場合は、お気に入りのプランを複数作成し、どのプランが良いかみんなで吟味するのもいいでしょう。
◾️AI旅のしおりのメリット
AI旅のしおりの導入にあたっては、主にこういったメリットがあります。
- 導入サイト側の改修は不要
- 運用における人的コストがかからない
- ユーザーごとの傾向値を把握
- ファンの獲得
会話内容は弊社で作成し、必要な情報等も開発段階ですり合わせるため、基本的には導入時の手間はかかりません。そして、自動化された会話システムのため運用における人手がいらず、人的コストを抑えられます。
また、ユーザー属性やユーザーのサイト内行動を取得することで、たとえば「子供がいるユーザーはこんな旅行プランを検討することが多い」といったようなユーザーの傾向値も把握できます。年代や性別をはじめ、様々な属性情報に基づいた分析が可能なので、CVを高めるヒントが得られるかもしれません。
加えて、AI旅のしおりはキャラクターを用いるため、見知らぬ地域に対するユーザーの心理的ハードルを下げる効果が期待できます。地域マスコットやご当地キャラクター、はたまたオリジナルのキャラクターなどを活用すれば、よりユーザーの安心感や親近感を得られやすいでしょう。このキャラクター活用とパーソナライズされた会話によって、キャラクター(地域)のファン獲得が見込めます。
◾️AI旅のしおりで観光DXを
AI旅のしおりの会話を構成しているのは、「コミュニケーションAI」という弊社独自の会話システムです。会話をすることでユーザーを理解・記憶し、ユーザーごとに最適な情報提案を行います。
コミュニケーションAIについては、地域観光サイトなどにも導入いただいております。
たとえば北海道の長万部町では、地方創生事業の一環として、長万部町のプロモーションサイト「AIまんべくんの部屋」を開設し、ご当地キャラクターのまんべくんに導入いただきました。まんべくんがユーザーと会話をしながら長万部町の魅力を発信し、ふるさと納税の流入増加やSNS拡散などの効果を挙げています。
弊社はこれからも、AI旅のしおりをはじめコミュニケーションAIを使ったサービスで観光DXに貢献していく所存です。
AI旅のしおりに関するご質問や資料ダウンロード、その他サービスの導入効果等についてはお気軽にお問い合わせください。
<参考資料>
株式会社JTB
【2022年ゴールデンウィーク(4月25日~5月5日)の旅行動向】
株式会社JTB総合研究所
【2021年のゴールデンウィークの国内旅行推計】
楽天トラベルガイド編集部
【秋田県おすすめ観光25選!定番・穴場スポットにグルメ情報も】
SELFのライターを中心に構成されているチーム。対話型エンジン「コミュニケーションAI」の導入によるメリットをはじめ、各業界における弊社サービスの活用事例などを紹介している。その他、SELFで一緒に働いてくれる仲間を随時募集中。