UUとは、ユニークユーザー(Unique User)の略で特定のWebサイトを訪れたユーザーを意味します。UU数は、そのWebサイトがどのくらいの人に見られているかを示す指標となるので、ECサイトなどのWebサイトを運営・改善する上で重要な指標となります。
この記事では、似たような指標となる「セッション数」「PV」との違いも解説します。
■「UU数」と「セッション数」の違いは?
「UU」はそのWebサイトを訪れたユーザーの数を示すものです。ゆえに、計測期間内に特定のユーザーが何度そのWebサイトを訪れたとしても、UU数は「1」とカウントされます。
一方で「セッション数」は、そのWebサイトを訪れたユーザーが訪問してから離脱するまでを1セッションとして計測し、その総数を示すものです。セッションは操作のない状態で一定時間が経過するか、日付を跨ぐことでリセットされます。
たとえば、一人のユーザーが同日中に時間をおいて特定のWebサイトを3回訪れた場合、「UU数1、セッション数3」とカウントされます。
■「UU数」と「PV数」の違いは?
「UU」がWebサイトを訪れたユーザーの数を示すものであるのに対し、「PV(ページビュー)」はそのWebサイト内にあるページが閲覧された回数を示すものです。
サイト内のページが閲覧された数なので、たとえば特定のユーザーが複数のページを閲覧した場合、その数だけサイト全体のPV数は加算されていくことになります。
■混同されやすい他の用語
「UU」と混同されやすい他の用語についても解説します。
AU(アクティブユーザー)
WebマーケティングにおけるAU(アクティブユーザー)は、UUとほぼ同じ意味として扱われます。
どちらもそのサイトを訪れたユーザーの数を定義するものですが、Googleアナリティクスなどを用いた分析では、一定の期間に限定して計測したユーザー数をAU、期間を限定せずにサイトを訪れた全てのユーザー数をUUと定義する場合が多いようです。
なお、一日単位のAU数を「DAU(Dairy Active Users)」、月間のAUを「MAU(Monthly Active Users)」と言います。
ユニークブラウザ
ユニークブラウザは、「UU(ユニークユーザー)」と同じくそのWebサイトを訪れたユーザーの数を示すものです。こちらもほぼ同じ意味で使われることが多いものの、厳密にはユニークブラウザ数はブラウザ単位でのアクセス数なので、仮に一人のユーザーが別ブラウザから同じWebサイトに複数アクセスした場合、UU数は1でもユニークブラウザ数は複数回カウントされることになります。
■用語を正しく理解し、効果的な改善を
今回解説した「UU」などの用語はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを用いた分析を行う際にも必要となる指標です。混同されやすい用語の意味を正しく理解することは、ECサイトなどのWebサイトを改善する上で必要不可欠といえるでしょう。
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