社員が社員にインタビュー!
今回は、システムエンジニアの和田一真さんにお話を聞いてきました。主にBtoB案件を担当し、数々の業務をこなしてきたSELFの「頼れるエース」こと和田さん。そんな和田さんに、SELFに入った時のエピソードや大変だった業務など、ざっくばらんに語っていただきました!
ー和田一真ー
島根県出身。大学院卒業後、ソフトウェア開発会社でチャット、ブロックチェーン、ロボットなど様々な技術・業界のアプリケーション開発を経験。2018年にSELF入社。現在は主にSELFエンジンを用いた企業向けサービスのシステム開発・運用を担当している。
目次
◾️入社前の飲み会で……?
──SELFに入ったきっかけというのは?
Wantedlyを見てたんです。興味あるって押したらすぐ返信が来て、レス早っと思って(笑)
──そうなんですね。
CTOの吉田さんとCFOの佐藤さんと一応面談みたいな形で、話を聞いて面白そうだなと思って。で、メンバーのことも知ってもらいたいんで、次来る時は飲み会しましょうみたいなことになって、飲み会に行ったんです。
──どんな人たちと飲み会を?
そのときは佐藤さんの他にエンジニアの人たちもいて、四人くらいだったかな?それで、生見さん(代表取締役)も呼んだら来るよってなって、生見さんも来たんです。そこでいろいろ話して、その時点でもうSELFにしようかなとは思ってたんですけど、実は他にも転職活動してて。
──そうだったんですね。
SELFの前に違う会社も見てたんですけど、SELFの目指しているサービスが実現できれば、代替できそうなものが結構あったんです。正直、条件もよくてイケイケな会社の内定ももらってましたけど、SELFの方が面白そうだなと。
で、二次会に行って、佐藤さんと生見さんと三人で飲みに行ったんです。そこで生見さんといろいろ話して、入りますって言って。
──入ったときの印象はどうでしたか?
前のオフィスって、ベンチャー感みたいなのがあったじゃないですか。古いビルでしたし。そういうのは求めてたところではありましたね。あとは、最初エンジニアがほとんどオフィスにいなくて(笑)。それはそれで自由な社風でいいなという。そんな中でもシステムの仕様とかいろいろ教わりながらやってましたね。
◾️予期せぬトラブルで深夜までリリース作業を
──今までSELFでどんなことをやってきたんでしょうか?
最初にやったのは、某BtoB案件のフロント部分ですね。そこからずっとSELF TALKと言われるサービスをやってきて、今は両方やってっていう感じですかね。インフラ以外のtoBに関わるところは全てやってる感じです。
──大変だったエピソードはありますか?
そうですね〜。夜中にリリースがあったときに、本番不具合を出してしまったのは大変でしたね。
──そういう時はどうするんですか?
そのときは吉田さんがサポートに入ってくれていたので助けてもらいながら、プロジェクトメンバーみんなで原因調査して対策を練って対応しました。
──先方とのやりとりをしながら?
電話対応とかはディレクターがしつつ、僕はテキストベースでのやりとりって感じですね。そのときは、次の日にデータを修正して、謝罪の会話を臨時で出したりして対応しました。朝方くらいまで対応していたのであれは大変でしたね。だから、今でもリリースには一番気を使うかもしれないです。
──それはすべてのサービスにおいてという感じでしょうか?
そうですね。初めて本番環境で使うと、想定していない動きをすることもあるんですよ。
──検証環境では発生しないようなことですか?
それもたまにあったりします。本当はそういうのはないように検証するべきなんで、出ないように気を使ってはいるんですけどね。
──逆によかった体験はありますか?
SELF for ECのUIを新しくしたんですけど、あれは結構好評で。ユーザーさんの使用率とかオープン率(オフの状態からオンの状態へ)は結構上がってるはずなんで、それはよかったなと思いますね。
※参考:某企業への新UIテスト導入時での数値(図1)
◾️「出来ない」とは言いたくない
──和田さんの思う理想のエンジニアってどんな人ですか?
BtoBをやるエンジニアって、どっちかと言うとリスクヘッジをすると思うんですよ。出来る出来ないを判断するというか。それはこの工数じゃ無理ですよっていうのは言うべきだとは思うんですけど、出来ない出来ないって言ってたら何も出来ないんで、そこをどうやったら出来るのかみたいなのをちゃんと提案に変えていけるようにはなりたいですね。
──あまり「出来ない」とは言いたくない?
そうですね。「決まった工数の中で何日までにやってください」「いや、出来ないです」って言ってしまいがちなんですよね。でも、出来ないって言うと自分も滅入ってくるというか、そうなると誰も嬉しくないじゃないですか。なので、どうやったらできるかをなるべく考えるようにしてます。
──なるほど。
とはいえ、運用も含めて案件を同時に何件も持ったりしてたことがあったので、開発とか問い合わせが同時に来たときに、どうしようってなった時もありましたね。出来ないですとか言いたくなるんですけど、そういうのはあんまり言わないようにしようと思ってますね。(※当時、人手不足やタイミングといった関係で一気に重なってしまったことがありましたが、現在はそのような事態にはなりません!)
──でも、依頼が重なってキツい時はどうするんですか?限られた工数の中で、これくらいならできますみたいな提案をしたり?
まぁ出来ないことは出来ないって言わなきゃいけないので、「その工数でこれは出来ないですよ」っていうのは言うんですけど、そのサービスを全体としてどう良くするかだと思うんで、何が目的なのかとかをちゃんと把握して「システム的にこうはできないけど、会話ではこういうことが出来たりするんじゃないですか?」というのはなるべく提案するようにはしてます。
──そういう提案って、システム的な部分以外のところに視野を広げていないとできないですよね。そういう意味では、和田さんは広い視野を持ってるんだなと思います。
まぁその機能をつくることが目的じゃないので。体験や数字がプラスに変わっていけばいいと思うので、なるべくコストを抑えて出来ることはないかっていうのは考えるようにしてますね。
◾️時間があるときは読書やYouTube?
──和田さんは、日頃から何か努力してることとかってあるんですか?
そうですねー、努力……?(笑)
──そういえば、よく本とか読んでるイメージがありますが。
あぁ〜そうですね。最近よく読んでますね。
──どういう本を読んでるんですか?
僕はマーケティングとかに興味があるんでマーケティングの本とか。あと7つの習慣(著者:スティーブン・R・コヴィー)とかも読んでますね。
──そうなんですね。
業務に関係あるかというと直接はないかもしれないですけど。
──でも、ものの考え方とかの参考にはなりそうですね。
そうですね。考え方みたいなところとかは結構好きなんで、いろいろYouTubeを見たりとかもしますね。
──YouTube?
スポーツ選手とか芸人の方の対談系の動画が好きだったりします。あとは偉人とか有名人の言葉とか。まぁ好き嫌い別れると思うんですけど、たしかになーってなることが結構あるんですよね(笑)
◾️BtoB案件は自分が引っ張っていく
──和田さんのSELFでの役割ってなんだと思いますか?
今でいうと、BtoBのところを引っ張っていかなきゃいけないかなと思ってます。技術的なところや、エンジニアリング全体に関しては吉田さんが見てくれているので、BtoBの案件をどう回していくかとか、その辺まで出来たらいいなとは思ってます。あとはフロントの部分ですね。SELFにはサーバーサイドをやりたい人いっぱいいるんですが、フロント周りをやりたい人があまりいないので。
──なるほど。それって何でなんですか?
ユーザーに見えるか見えないかの違いなのかなと思います。バックエンドはロジックの部分なので、ユーザーからは直接見えないじゃないですか。でもフロントの部分ってユーザーから見えるので、感覚的な指摘が入りやすいんですよね。
──正解が見えづらいみたいな?
そうですね。先方に見せた時に「ここもうちょっと左の方がいいんじゃないの?」とかあるんですよ。そういう曖昧な部分が多いってのもあるのかもしれないですね。僕は割とどっちも好きなんですけど。
◾️新人には「聞ける人」になってほしい
──そういえば、前に新人のメンターを受け持ってましたよね。その時は何か心がけていたことなどはあるんでしょうか?
彼は僕に対して「いろいろ教えてくれてありがとうございました」みたいな感じだったんですけど、正直僕特に何もしてない気がするんですよね(笑)
──というと?
聞かれたら答えますけど、基本的には求めてない時には口出ししないんで。
──それは、自分が新人の立場だったそうしてほしいから?
うーん、そうですね。たまに、詰まってるのに動いてないなっていう時には声かけたりはします。そういうのは自分もしてもらえるとありがたいなっていうのはあるので。ただまぁ、困ったら自分から聞ける人になった方がいいと思うんですよ。だから気兼ねなく聞いてねとは言ってました。
──なるほど。
エンジニアって、きっちりやっていかないと気が済まない人と、結構アバウトでもいい人がいると思うんですけど、僕は割とざっくりやって、動かしてみてダメならもう一回直せばいいやと思ってるタイプなんで(笑)。頭で考え続けて時間を浪費するより、手を動かして色々試して、ダメなら頼るってことができたほうが良いと思ってます。
◾️「SELFを入れればWEBサイトを作る必要はない」となれれば
──エンジニアとしてSELFでやってみたいことはありますか?
僕がBtoB案件をやっている中で、今まで基本的にサイトに入れてきてるんですけど、言ったらサイトのおまけみたいな感じの見え方じゃないですか。大体サイトの右下にいて案内をするみたいな。
──そうですね。
僕は、サイトを見るときのサポート役というよりは、「SELFを入れればWEBサイトを作る必要ないよ」までいきたいと思ってます。
──じゃあ極端な話、何もない画面でもSELFさえ入れれば全部案内してくれるみたいな?
そうですね。全部やってくれるよっていう。SELFに聞けばわかるよねみたいな、そういうふうになっていく方がいいんじゃないかと思っていて。だからサイトのおまけじゃなくてサイト自体になるというか。
──なるほど。
サイトのリニューアルをするお金をかけるなら、SELFを導入する方にお金をかけようとなれば。SELFを入れれば、あとはSELF側でいい感じに自社と繋げてくれるみたいなことが出来ればいいなと思ってます。それが一つと、あとはたとえばブラウザの拡張機能とかでSELFを入れられれば、全てのサイトでSELFを使えると思うんですよね。
──あぁ、たしかに。
いちいちサイトにスクリプトを入れてっていうんじゃなくて、拡張機能でSELFのIDでログインしておけばサポートしてくれるっていうようになればいいなと思います。検索とかもやってくれちゃうみたいなのもアリかなと。正直、僕は会話で全部やる必要もないと思ってます。会話じゃなくてもわかることは会話じゃないところで取れるようにしたいです。
──というと?
僕的には、会話ってプラスαだと思ってるんです。わかんないことは聞いちゃえばいいけど、わかることは聞かなくてよくない?っていう。僕はWEBの行動からわかることは取得して、それをふまえて会話に落とし込んでいく、みたいなことがやっていきたいです。そしたらもっと便利になるんじゃないかな。
──WEB上での行動を分析して、「この人はこういうタイプで、こういうものを探してて」というようなことを推測した上で会話を出す、みたいなことですか?
そうです。で、わかんないことは聞いちゃえばいいっていう。たとえば、WEB上である商品を買ったユーザーに「なぜこれを買ったんですか?」とか、聞かないとわからないことを聞く。まぁこれは極端な会話ですけど、会話ってそういうところのデータを紐づけるためのものかなと思うんで。
──きのこの山ばっかり買ってる人が、急にたけのこの里を買ったら「あれ?今日はどうしたんですか?」みたいな。
そうですそうです(笑)。それって行動からじゃわかんないじゃないですか。「何でそうなったの?」「どうして?」みたいな部分はわかんないんで、そこは聞けばいいというか。そうしたら、ユーザーがどういう人かみたいなところも見えてくると思うんで、そういう使い方をしていきたいですね。
──それができたら賢く見えそうですよね。「お、わかってるじゃん」という体験になりそう。
あとは、SELFをもっと便利なサービスにしていきたいです。今はメンタルサポート的な側面が強いと思うので、そこにさらに便利さをプラスしていけたらいいなと思います。
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普段はあまり感情を表に出さず、ひょうひょうとしているように(私には)見える和田さんですが、今回じっくり話を聞いている中で、内に秘める確固たる思いを感じました。「こうしたい」という明確なビジョンがあるからこそ、きっとどんな仕事でもブレることなく取り組めるのではないでしょうか。
そんな和田さんの息抜きはダーツ。一時期は、和田さんがきっかけでMyダーツを購入した社員もいたくらいダーツブームを巻き起こしていました。多忙かつコロナ禍もあってしばらくみんなで行けていないそうですが、落ち着いたらまたみんなでダーツに行きたいと話していた和田さん。ハンサムなのにクシャッとした笑顔がキュートで、これはモテるだろうなと思わざるを得ないインタビューでした!
SELFのライターを中心に構成されているチーム。対話型エンジン「コミュニケーションAI」の導入によるメリットをはじめ、各業界における弊社サービスの活用事例などを紹介している。その他、SELFで一緒に働いてくれる仲間を随時募集中。