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◾️ソーシャルギフト市場は右肩上がりに
ここ数年、ソーシャルギフト市場が盛り上がりを見せています。
ソーシャルギフトとは、インターネットで購入した商品(ギフト)をSNSやメールによって贈ることで、相手の住所がわからなくても電子チケットなどを送信することで気軽にプレゼントができるサービスです。
ソーシャルギフト大手の売上合計は、2020年には59億円を超え、7年間で7倍以上アップしています(上図)。中でも最近は、個人情報の観点や虚礼廃止といった社会風潮から、フォーマルギフトよりも気軽な気持ちでプレゼントを贈るカジュアルギフトの人気が高まっており、コミュニケーションの一環として利用されることも多くなっています。
そういったニーズに応えるべく、企業側はギフトECによって様々なアプローチを行っています。
◾️ギフトECの成功事例
◾️オンラインギフトブティック「ムードマーク」
三越伊勢丹ホールディングスのECサイト「ムードマーク」では、3ステップでユーザーにギフトを提案する「GIFT CONCIERGE」を運用しています。<誰に><何を><どんなテイストで>といった指定をすると、GIFT CONCIERGEが3500点以上のギフトの中からユーザーに合ったものを選定し、ソーシャルギフトとして贈ることができるサービスです。
◾️ギフト専門通販「TANP」
株式会社Graciaが運営するギフトEC「TANP」は、シーンや関係性、価格などで商品を絞り込み、独自のラッピングオプションを活用することでソーシャルギフトに華を添えることができます。最短だと翌日にはプレゼントが可能で、記念日を登録すればレコメンドもできます。また、LINEでのチャット相談を受け付けており、サポート体制も充実しているサービスです。
◾️体験ギフト販売サイト「アソビュー!ギフト」
日本全国約620種類・約26,000プランのレジャー・体験を紹介している遊び予約サイト「アソビュー」は、カタログギフトやギフトカードなどで「体験」を贈ることができます。エステや温泉、アウトドアアクティビティ、一流ホテルでのディナーなど、モノではなくコトをプレゼントし、心の充足を目指しています。
◾️プレゼント選びに苦労している人が多い?
一方、20代~30代の働く独身女性500名を対象にした贈りものに関する調査によると、半数以上が「相手の欲しいものがわからない」と回答しています。他にも「悩むので時間がかかる」「他の商品に目移りして決められない」など、プレゼントを選ぶのに苦労していることがわかっています。
ネット購入の場合、絞り込み検索をして商品一覧が表示されても、最終的な商品選別はユーザーに委ねられます。相手の状況や健康状態、季節、過去に何をあげたかなどいろいろな要素を複合的に考えるため、判断に迷うこともあるでしょう。「プレゼントを買いに行く時間がないから、仕事の合間にネットで見つけたい!」という人にとっても、結局は決めかねてしまうということにもなりかねません。
◾️ベストなプレゼントを自動提案する「パーソナルAI」
そこで弊社がオススメするのが、相手の状況を考慮したうえでベストなプレゼントを自動提案するサービス「パーソナルAI」です。
パーソナルAIは言わばWEB上の接客員のような存在で、サイトに訪れたユーザーと会話をし、「誰に」「何を」「どういうシチュエーションで」などの情報を考慮したうえでユーザーニーズにマッチした情報提案を自動で行います。
「何を贈ればいいのかわからない」
「検索して選ぶ時間がない」
「誰かに相談したい」
こういったユーザーの悩みをパーソナルAIが解決します。
どのように解決するか、具体例をもとにご説明します。
<例:友人への誕生日プレゼントを検討しているユーザー>
たとえば友人へのプレゼントを検討している場合、AIが友人についてのヒアリングを行います。
- 年代
- 好きなもの
- 趣味
- etc…
このような要素を取得・分析し、さらにECサイト内の全商品を解析したうえで、AIが最適な商品を瞬時に選別します。仮に友人が20代で趣味はキャンプ、肉類が好物という場合、「肉や魚をおいしく食べられる【鉄製フライパン】はいかかでしょう?キャンプで活躍できるアイテムとしておすすめですよ」といった提案が可能です。(上図)
また、パーソナルAIは取得した情報を記憶するため、会話をすればするほどユーザーを深く理解します。たとえば「○○さんもアウトドアが趣味でしたよね。ご自身用にもおひとついかがですか?」とアップセルにつなげたり、関連サイトとの連携ができれば「そろそろ紅葉が綺麗な季節ですし、週末にお友達と趣味のアウトドアを楽しんできてはいかがですか?」とレジャー施設へ案内するなど、幅広い提案が可能になります。
◾️パーソナルAIの導入事例・効果
パーソナルAIは多くの企業に導入いただいており、売上アップや決済完了率、カート追加率向上など様々な場面に貢献しています。
◾️一般社団法人秋田犬ツーリズム「こだわりAKITAセレクトショップ」
<ECサイトの売上が1.4倍にアップ>
秋田県の特産物や地産品を取り揃えているインターネットショップ「こだわりAKITAセレクトショップ」において、パーソナルAIを導入いただいたことでECサイトの売上が1.4倍にアップしました。ユーザーごとにニーズを把握し、的確な商品提案を能動的に行うことでECサイト全体の売上アップにつながったと考えています。
◾️株式会社ふくや
<決済完了率:約1.15倍アップ> <カート追加率:約1.3倍アップ>
また、明太子をはじめとする食品販売を行っている株式会社ふくやのオンラインショップでは、カート追加率が約1.3倍、決済完了率が約1.15倍という導入効果となっています。こちらも、実店舗での接客をオンライン上でも再現できたことで決済までスムーズに導けたと考察しています。
◾️ECサイトの構築にお困りの方はSELFへ
その他、パーソナルAIは【THERMOS】【大丸松坂屋オンラインショッピング】など様々な企業に導入いただいております。
「他の導入事例を教えてほしい」
「導入効果について詳しく知りたい」
「費用感が気になる」
このようなご質問は随時受け付けています。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
ご案内
SELF for EC(旧SELFLINK)は、「生成AI-個別開発」へと統合されました。
生成AI(ChatGPT)を活用した高精度のEC向けチャットボットを提供可能です。
詳細は、下記ページをご覧ください。
<参考資料>
TDB
【企業向けの需要が急増?コロナで変わる贈り物 LINEも参入の「ソーシャルギフト」急成長の理由】
RING BELL
【「カジュアルギフト」とは。普通のギフトとはどう違う?】
eBay Japan合同会社
【「贈り物に関する調査」結果発表:20~30代女性、贈り物への本音が明らかに!7割が贈り物のネット購入経験あり。贈り物選びの悩み「欲しいものが分からない」「時間がかかる」】
SELFのライターを中心に構成されているチーム。対話型エンジン「コミュニケーションAI」の導入によるメリットをはじめ、各業界における弊社サービスの活用事例などを紹介している。その他、SELFで一緒に働いてくれる仲間を随時募集中。