秋田県北部の大館市、北秋田市、小坂町、上小阿仁村の4市町村で構成される地域連携DMO「秋田犬ツーリズム」において、コミュニケーションAIを導入後に直帰率7.9%down、PV数24.5%upといった効果が出ました。
◾️課題だった「直帰率の高さ」
秋田犬ツーリズムでは、秋田犬(あきたいぬ・AKITA)をフックに、温泉や食、体験など秋田の魅力を世界に向けて積極的に発信し、地域活性化を目指しています。WEBサイトにおいても旅行誘致をはじめとする地域貢献に力を入れていますが、サイト訪問者が最初のページですぐに離脱してしまい、他のコンテンツが見られない、回遊性が低いといった課題がありました。
サイトには様々な秋田の魅力を詰め込んでいるのですが、それが伝えられないまま終わってしまうケースが多く、 また外国人についても「Akita inu」などのキーワードでの流入が多くあったものの、すぐに直帰してしまうという問題も抱えていました。
そこで、WEBサイト内の回遊率を高め、直帰率を抑える目的で、個別に情報最適化を行うコミュニケーションAIの導入に至りました。
◾️画面上のAIが的確なナビゲーションを遂行
施策内容としては、WEBサイト内に案内役として秋田犬をキャラクタライズしたものを配置し、訪問者とのコミュニケーションを行いました。そして、嗜好や旅行条件などを鑑みて、訪問者のニーズにあったグルメ情報や観光地などをキャラクターが案内し、秋田旅行へのワクワク感、安心感を高めたのです。
海外の訪日旅行者に向けて英語版も開発したほか、キャラクターデザインを一般公募することにより、地域住人だけでなく多くの人を巻き込んで話題性のあるものにしました。
◾️「直帰率 7.9%DOWN」「PV数 24.5%UP」の導入効果
導入効果としては、直帰率が7.9%DOWN、PV(ページビュー)数は24.5%UPという結果になりました。さらに、一般公募で決定したAI秋田犬「mofuu」と会話したユーザーのPVが、会話をしていない人と比較して圧倒的に向上しました。
この結果については、コミュニケーションAIがユーザー情報を個別に把握し、ニーズにマッチした情報提案・案内ができたため、ユーザビリティが向上したと考えられます。また、可愛らしい見た目の「mofuu」と会話をすることでユーザーの安心感・親近感を高め、何度もページを閲覧したと考察できます。
加えて、英語バージョンのナビゲーションを設置することで外国人にも対応し、幅広いユーザーに秋田県の魅力を伝えることができました。こういったこともPV数アップに貢献した一因ではないでしょうか。
コミュニケーションAIは、観光業界以外にも教育、金融、ヘルスケアといった様々な業界でご活用いただけます。
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