この度、セールスオートメーションAI「SELF for EC(旧SELF LINK)」を株式会社東急百貨店様(以下、東急百貨店)へ実証導入いたしました。
その結果、コンバージョン率が約2.5倍アップ、顧客単価が約1.6倍アップという効果を得ました。
■「SELF for EC」実証導入の背景
東急株式会社(以下、東急)が運営する「東急アクセラレートプログラム2019」にて、東急百貨店様と弊社が出会い、今回の導入に至りました。ECサイトでも、店頭と同じように会話を楽しみながら、よりニーズに合った商品をお選びいただきたいという東急百貨店様の思いを具現化するため、弊社サービスであるSELF for ECをご提案させていただきました。
■導入概要
まず、東急百貨店オンラインショップ上にSELF for ECを搭載し、画面上にAI接客員を表示させます。そして画面上でAI接客員がユーザーと会話をし、属性情報などを取得・記憶します。取得した情報や会話履歴、閲覧ページ情報などを分析・処理し、個々のユーザーにマッチした商品提案を行うというものです。
今回は、「父の日特集」「渋谷ワインステーション」「お中元」のギフト提案を中心にオンラインショップ上での接客を展開しました。
- 導入サイト:東急百貨店ネットショッピング
- サイトURL:https://www.tokyu-dept.co.jp/ec/
- 期間:2020年6月8日(月)~2020年6月16日(火)の9日間
- 実証導入開始時のプレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000018339.html
■導入効果
サイト上のAI接客店員との会話を「利用したユーザー(以下、利用ユーザー)」と「利用しなかったユーザー(以下、非利用ユーザー)」とを比較しました。
・コンバージョン率
コンバージョン率においては、利用ユーザーの方が非利用ユーザーに比べて約2.5倍高くなるという結果となりました。この結果から、「ユーザーのニーズにマッチした商品提案」をすることで、コンバージョン率がより高まるということが証明されました。
(※今回のPOCでは、「カートに入れる」=「コンバージョン」と定義しています)
・顧客単価(お客様一人あたりの平均購入金額)
また、顧客単価についても、利用ユーザーの方が非利用ユーザーに比べて約1.6倍アップしました。
今回のPOCではギフト提案が中心であり、金額が少々高くても、ユーザーのニーズにマッチした商品提案をすることで「これなら喜んでくれそう」といったお客様心理に訴えることができたものと考えられます。加えて、ユーザーニーズにマッチした商品提案がお客様にご満足いただいたことが、顧客単価アップにもつながったと推察しております。
■セールスオートメーションAI「SELF for EC」とは
SELF for ECは、実店舗での接客のような会話や提案を、ECサイト上で可能とするサービスです。ユーザーとの会話により”ユーザーをより深く理解する技術”に、”商品要素を理解し解析する技術”を組み合わせています。
SaaS型サービスのため、一般的なECサイトであれば2〜3週間程度での導入が可能です。このシステムにより、店舗のような接客体験をEC上で実現することで、withコロナ時代におけるECサイトの接客を後押しします。
ご質問や詳細については随時受け付けています。是非お気軽にお問い合わせください。
株式会社 東急百貨店
所在地:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
代表者:代表取締役社長執行役員 大石 次則
創業:1919年3月
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