この度、メンタルやストレスをケアするスマホアプリ『SELF MIND』をリリースいたしました。
■メンタルヘルスケアの必要性の高まり
近年、私達を取り巻く社会環境は大きく変化しました。
急速なSNSの普及に反して、個人単位での孤独やストレスが社会的な問題となっています。
また、新型コロナウイルスの蔓延や突発的な自然災害などによってストレスは増幅され、見えないながらも確実に人々を苦しめています。特に日本においては、メンタルヘルスに対する意識がアメリカをはじめとした諸外国と比べ著しく低いことがわかっており、昨今は企業においても従業員メンタルケアの取り組みが始まったりと、メンタルヘルスの必要性が高まっています。
■カウンセリングの構造的課題
メンタルケアのアプローチとして考えられる従来の手法として「カウンセリング」が挙げられます。しかし、現在の日本においてカウンセリングは一般的に普及しているとは言えない状況です。
弊害となっている原因の一つはコストです。
一般的に、医療機関でカウンセリングを受ける場合の料金は、1回あたり約1万円前後がかかると言われています。例えば1週間に1回のカウンセリングを実施した場合、月あたり約4万円がかかることになり、利用者側の負担が大きいのが現状です。
さらには、料金をたとえ安価にできたとしても、医療機関側が経営を成り立たせるためには多くの利用者を抱える必要が発生し、その結果一人一人に対する綿密なケアとの両立が難しく、つまりは構造的ジレンマを抱えていることが浮き彫りとなります。
逆に言えば、利用者の負担を減らしつつも、カウンセリングの質を落とさない、こういった状態やサービスが実現できれば、メンタルヘルスケアの大きな一歩となると言えます。
■『SELF MIND』とは?
こういった課題に対し、私たちの出した答えがAIとの会話を用いたカウンセリングを目的としたアプリ『SELF MIND』です。
SELF MINDには、大きな3つの強みがあります。
1.会話AIの心理的安全性
対話相手が人間の場合、それが友人やセラピストであれ、それ以降の付き合い・人間関係が存在します。「自己開示」はメンタルヘルスにとって重要ながら、自分のことをあけすけに打ち明けることは、多くの人にとってためらわれるものです。
しかし、相手がAIであればそういったことを気にする必要なく、文字通り「誰にも話せない」ことを気軽に話すことができます。
2.セミオート・ダイアリー
AIとの会話で得られた情報のうち、重要と推定される情報については自動でその日の記録として保存されます。つまり、利用者はカウンセリングAIと会話をするだけで、現在までの自分自身を客観的に観測することができます。また自らの手で日記を書くことも可能で、AIが必要と判断した場合には、日記を書くことを提案します。
3.24時間いつでも手軽に
従来のカウンセリングの場合、利用者は診療時間内に自ら専門機関に足を運び、診察を受けます。費用に関しても数千円〜数万円かかる場合も珍しくなく、利用者にとっては診療を受けること自体が負担になってしまいかねません。
しかし、スマホアプリならいつどこでも毎日のケアを実践することができます。こまめなケアが可能になることで、当アプリにも応用されている「認知行動療法」の効果をより高めることができると考えています。
これら3つの強みを基軸に、人間だけでは難しかったケアを、技術の進展によりストレスに悩むすべての人に提供することが可能になりました。
さらに『SELF MIND』はクラウドサービスなため、今後のアップデートにより品質向上を積み重ねていくことで、低価格を維持しながらより高品質なカウンセリングへと進化していけるサービスでもあります。
また、低価格化によってカウンセリングがより身近なものになれば、日常的なヘルスケアがしやすくなります。たとえ今健常な人でも、定期的なストレス発散を心がけることで健康状態を維持し、より良い暮らしを長期的に続けていくことができるでしょう。SELF MINDによる「1日5分、こころケア」を私達は提案します。
■まずは無料でお試しを
インストール後、一定期間は無料ですべての機能をお試しいただけます。
また、サブスクリプション登録後1週間は無料で解約可能です。
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