SELF株式会社(以下、弊社)ではOpenAI社のChatGPTと連携した法人向けチャットボット「SELFBOT」の活用セミナーを行なっています。これまでに様々な業界、業種の企業担当者様にご参加いただき、弊社サービスの特長や活用法などについてご説明させていただきました。
本稿では、ご参加いただいた企業担当者様に向けてセミナー後に実施したアンケートの集計結果を報告し、セミナー内でいただいたご質問と弊社からの回答をご紹介します。
目次
◇セミナー後アンケート結果
まず、ご参加いただいた企業担当者様に現時点でのチャットボットの導入状況をお聞きしました。セミナーにご参加いただいた77名(2023年6月9日時点)の担当者様のうち、約60%の方から現時点では「導入していない」とのご回答をいただきました。
株式会社グローバルインフォメーションが発表したデータによると、チャットボットの世界市場は2028年に137億7,000万米ドルに達すると予測されていますが、現状ではまだ導入に踏み切っていない企業も多いようです。ChatGPTの公開以降、チャットボットをはじめとしたAIツールへの注目度は確実に高まっており、今後さらに目まぐるしく拡大する市場であると言えそうです。
「導入していない」とご回答いただいた方に「導入に至らない経緯」についてお聞きしたところ、下記のようなご回答をいただきました。
◆チャットボット導入に至らない経緯
・価格に見合うシステムなのかどうかが不明
・シナリオの作成・チューニングが大変そう
・精度が高くないイメージがある
弊社の「SELFBOT」はOpenAI社のChatGPTと連携したことにより、これまでよりもさらに高度で利便性の高い自動会話を実現しました。同時に導入にかかる費用や時間は大幅に圧縮され、気軽に導入可能なツールとして提供しております。 学習範囲のテキストやURLをお渡しいただくだけで自然な会話を出力できるため、面倒なシナリオ作成の手間がありません。 また、SELF独自の「ユーザー理解」の仕組みを反映することで、顧客データを把握しながら精度の高いやり取りを実現することができます。 「SELFBOT」についての詳細は、こちらの記事をご覧ください。
◆AIチャットボットの用途は?
続いて弊社の提供する「SELFBOT」をどのような用途で活用できそうか、お聞きしました。
もっとも多かったのは社内Wikiや社内問い合わせ対応などの「社内利用」となり、次いで「顧客対応(カスタマーサポートとセールスの両立)」という結果となりました。
セールスやクライアントへの提案に活用する前に、まずは社内利用で有用性を確認したいというご意見もいただきました。
一般的にチャットボットといえば、顧客からの問い合わせにおける一次対応などで利用されることが多いイメージですが、今回のアンケート結果から、社内Wikiの活用やセールスへの活用など、様々な用途が想定されていることがわかりました。
弊社のSELFBOTなら社内ナレッジを活用しヘルプデスク等の社内業務をスムーズにボット化できます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
◆チャットボット導入で重視するポイントは?
また導入に際して重視するポイントをお聞きしたところ、「導入費用」とのご回答が最も多く、次いで「先進性や革新性」「セキュリティとプライバシー対策」といった結果となりました。
弊社の提供する「SELFBOT」はFAQ対応、サイト案内、セールスサポート、社内ナレッジ活用など様々なニーズに対応する複数のプランをご用意しています。また、ChatGPTとの連携によりシナリオ作成などの開発工数を大幅に削減したことで、既存のサービスと比べて格段に低価格・短納期で導入いただけます。学習内容の指定や入力可能文字の制御などによってセキュリティ上の懸念にも対応しております。「SELFBOT」のプラン詳細などについてはこちらの記事をご覧ください。
◇特に多かったご質問
ここからは、セミナー内でいただいたご質問と弊社担当からの回答をご紹介します。
当セミナー内ではLLMと連携したAIチャットボットを導入する際のセキュリティ上の懸念について多くご質問をいただきました。中でも「データプライバシー」と「情報の正確性、公平性」の懸念についてSELFBOTで実施している対策をご紹介します。
◆データプライバシーに関する懸念
Q:社内の機密情報や顧客の個人情報が漏洩する危険性は? A:たしかに、ChatGPTは学習したデータをもとにテキストを生成するため、機密情報などのセンシティブなデータが外部に漏洩しないよう、対策が必要です。SELFBOTではユーザーからの電話番号やメールアドレスなどの個人情報の入力を制限しているため、AIが個人情報を生成に利用する心配はありません。また、その他の情報についてもAPI経由でLLMサーバに送信されるため、OpenAI社のプライバシーポリシーにより、GPTの学習データに利用されることはありません。
◆情報の正確性、バイアスについて
Q:誤った情報や偏った情報を生成してしまう危険は? A:SELFBOTは学習するデータを導入先企業様のサイト内情報や特定のテキストに限定することで、誤情報や目的にそぐわないテキストの生成を防止しています。これによりAIが誤った情報を提供したり、他社のプロダクトに言及したりすることがないよう制御しています。
ChatGPTのようなLLMをビジネス利用する際のセキュリティ上の懸念と対策についてはこちらの記事もご覧ください。
◇GPTのビジネス利用なら「SELFBOT」
弊社(SELF株式会社)では2016年より、顧客理解と情報提案に特化したビジネス向けAIチャットボットを提供しております。2023年4月28日にはOpenAI社のChatGPTと連携した「SELFBOT」をリリースし、すでに複数の企業様に導入いただいております。
導入事例についてはこちらの記事をご覧ください。
弊社独自の会話制御システムにChatGPTの言語解析能力・生成能力を組み合わせることで、高性能のAIチャットボットを低コスト、短納期で導入いただけます。弊社サービスの導入につきましては、どうぞお気軽にお問い合わせください。
SELFでの導入効果や事例はこちらをご覧ください。
→SELF株式会社のプレスリリース一覧
また、引き続き「SELF-GPT企業活用セミナー」を開催してまいります。ChatGPTをはじめとするLLM(大規模言語モデル)のビジネス利用をお考えの方は、ぜひお気軽に弊社セミナーへお申し込みください。
SELFのライターを中心に構成されているチーム。対話型エンジン「コミュニケーションAI」の導入によるメリットをはじめ、各業界における弊社サービスの活用事例などを紹介している。その他、SELFで一緒に働いてくれる仲間を随時募集中。