SELF株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:生見 臣司、以下:SELF)は、ChatGPTと連携したAIチャットボット「SELFBOT」を株式会社東京ドーム(本社:東京都文京区、代表取締役社長 COO:長岡 勤、以下:東京ドーム)の東京ドームシティ公式サイト内法人ページに、顧客対応の効率化を目的として導入いただきました。
◇ 本件のポイント
- 年間約4000万人※が来場する東京ドームシティ公式サイト(法人向けページ)へのSELFBOT導入
- 東京ドームとしては初となる公式サイトへのチャットボット導入
- 公式サイトの掲載情報などをデータベースとして、高精度の情報提供を実現
- 生成AI×RAG(検索拡張生成)による自動応答で問い合わせ対応の負担を軽減
- Botの利用率を高める「AIフォーム」、Web検索感覚で生成AIを利用できる「検索型表示」の採用
※2019年度
◇ 導入の経緯
株式会社東京ドームでは、電話での問い合わせが集中するコールセンターの人員が不足しており、各部署の担当者が個別に問い合わせに対応するケースも多く、スムーズな顧客サポートに課題を抱えていました。
そこで今回、Webサイトの情報をはじめとする社内データを活用し、高精度な回答を提供できるRAG(検索拡張生成)システムを搭載した「SELFBOT」を導入しました。これにより、問い合わせ対応にかかる工数を大幅に削減し、従業員が業務により集中できる環境の整備が図られています。
また、導入にあたっては「SELFBOT」独自のユーザーインターフェースである「AIフォーム」と「検索型表示」が採用されました。これにより、利用者が直感的に操作できる仕組みを実現し、チャットボットの利用率向上と電話での問い合わせ数削減が期待されています。
AIフォーム、検索型UIの詳細:https://self.systems/ai-news-selfbot-search-ui-release/

◆ 株式会社東京ドームについて
株式会社東京ドームは、全天候型多目的スタジアム「東京ドーム」をはじめ、「東京ドームシティ アトラクションズ」、「LaQua(ラクーア)」、「後楽園ホール」等からなるエンターテインメントシティ「東京ドームシティ」の運営を中核に事業を展開しています。
都内有数の大規模レジャー施設として魅力ある施設開発やイベント企画運営に注力するほか、流通事業「shop in」の展開や熱海でのリゾート事業、公共施設および民間スポーツ施設の運営受託等の外部展開を行っています。
◇ 東京ドーム担当者のコメント
株式会社東京ドーム
セールスプロモーション部
法人営業グループ 法人営業チーム 統括主任
砂川 真一 氏
セールスプロモーション部では、東京ドームシティ各種施設の入館券を法人向けに販売しています。
しかし、法人顧客からの購入相談やサービス導入相談のために設置した電話窓口に、施設を利用するお客様からのお問い合わせが多く寄せられ、営業担当者が対応に追われて、本来の法人営業に注力できない状況が続いていました。
お問い合わせの多くはウェブサイトに掲載されている情報で解決可能なものでしたが、お客様は時間をかけて情報を探すよりも電話での問い合わせを選ぶ傾向が見られました。
これらの課題を解決するために、コールセンターとの契約や部署内での新チーム設立、生成AIを活用したチャットボット導入など、様々な選択肢を検討しました。その結果、費用、導入スピード、管理性などを総合的に考慮し、SELFBOTが最も理想に近いと判断しました。
また、SELFBOTはサービス検討中にも機能がアップデートされ、当社のニーズにより適合したため、導入を決定しました。今後も変化する社会情勢や顧客ニーズに対応するため、継続的な改善に期待しています。
◇ 生成AI連携「SELFBOT」とは
ドキュメントやURLを自動学習させ、即座に回答に導ける次世代の高精度チャットボットです。社内対応はもちろん、顧客対応にも利用が可能です。
- SELFBOT顧客対応:https://self.systems/selfbot/
- SELFBOT社内利用:https://self.systems/selfbot-inside/

◆「SELFBOT」の主な特徴
1. 独自のRAG技術によって、高精度の回答を提供
生成AIの精度を高めるRAG技術によって、ハルシネーションを徹底的に抑制。
さらに独自のデータ処理技術などによって、カスタマーサポート業務の自動化などの用途に活用し得る回答精度を実現しました。
2.使いやすい管理画面で、誰でも手軽に運用可能
トレーニング用のデータセット構築、シナリオ作成は不要です。専用の管理画面から、既存のドキュメントファイル(Word、Excel、PDFなど)やWebページのURLをアップロードするだけで、社内データと連携したAIチャットボットを構築できます。
3.情報漏洩対策など、セキュリティも万全
SELFBOTは、Azure OpenAI Serviceと連携しており、会話内容がAIに学習される心配もありません。また、Googleアカウント、MicrosoftアカウントによるSSO認証、IPアドレスによるアクセス制御等の機能を備えており、高度なセキュリティを実現します。
4.目的に応じて選べる、多彩なUI
SELFBOTは、Webサイトへの設置のほか、認証されたアカウントのみログイン可能な専用画面での利用も可能です。また、Webサイトに埋め込む際には表示形式を「バナー型」「アイコン型」「AIフォーム」から選択可能。さらに、チャット画面の表示形式も「チャット型」「検索型」から選択可能です。導入目的に応じてUIを選ぶことができるので、利用率が向上し、導入効果が高まります。
5.多様な環境で利用可能
SELFBOTはMicrosoft TeamsやSlackといったビジネスツールをはじめ、様々な外部サービス、ツールと連携しています。GoogleサイトやSharePointで構築した社内ポータルサイトにも搭載でき、LINE公式アカウントとも連携しています。
※ AIアバター利用時は外部ツールとの連携ができない場合があります。
生成AI×RAG活用セミナー実施中
SELF株式会社では生成AI×RAG活用セミナーを定期的に開催しています。このセミナーでは生成AIやRAG(検索拡張生成)についての最新情報や、RAGを活用したツールの導入・運用についての情報を発信しています。是非お気軽にお問い合わせください。
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