宿泊施設の運営において、ゲストからの問い合わせ対応は欠かせない業務です。しかし、施設ごとに設備や条件が異なる場合、「情報を探す時間」そのものが大きな負担になりがちです。
株式会社Y’s shareでは、こうした課題を解決するためにRAG型生成AIツール「SELFBOT」を導入。
Google Driveに蓄積された既存データをそのまま活用し、問い合わせ対応の工数削減と返信品質の安定化を目指しています。
この記事のポイント
- 宿泊施設ごとに異なる情報検索が、問い合わせ対応の大きな負担に
- SELFBOT導入により、施設情報の検索をAIがサポート
- Google Drive連携で、既存リソースを活かしたスムーズな導入
- 個別セミナーと手厚いサポートにより、導入後も安心して活用可能
- 問い合わせ対応の効率化により、より付加価値の高い業務へ注力できる体制に
目次
東京都千代田区、台東区を拠点に、ホテル・民泊といった宿泊事業の企画・運営代行・コンサルティングを手掛ける株式会社Y’s share。同社は、単なる宿泊運営にとどまらず、ブランディングから清掃含む現地管理、さらには地域産品を扱う物販事業や体験型サービスまでをワンストップで提供し、「Omotenashi」の精神を軸に新しい旅の価値を創造し続けています。
多様化する宿泊ニーズに応えるため、Y’s shareでは複数の宿泊施設を運営・管理しています。一方で、その多様性こそが業務上の課題にもなっていました。特にゲストからの問い合わせ対応においては、施設ごとに異なる設備情報や利用ルール、エリア情報の提供などを正確に案内するために、都度【施設情報の管理データ】を確認する必要があり、担当者の負担が大きくなっていたのです。
Y’s share公式サイト:https://ys-share.com/
◆ 施設ごとに異なる情報が、問い合わせ対応のボトルネックに
Y’s shareでは、AirbnbやBooking.comといった予約プラットフォームを通じて日々多くの予約・問い合わせを受けています。ゲストは予約時や宿泊前に、各プラットフォーム上のメッセージ機能を使って質問を送信します。
対応フローは以下のようなものでした。
- ゲストが予約サイト上のメッセージ機能で質問
- Y’s shareの担当者が問い合わせ内容を確認
- 社内に蓄積されたデータや資料を検索
- 情報を整理し、メールやメッセージで回答(緊急時は電話対応)
問題となっていたのは、③の「社内データを検索する」工程です。宿泊施設ごとに設備や条件が異なるため、正確な情報を探し出すのに時間がかかり、担当者の工数が増大していました。また、担当者によって検索スピードや回答内容に差が出てしまうことも、課題として認識されていました。
「ゲスト対応の品質を維持・向上させながら、いかに業務効率を高めるか」。この課題を解決する手段として、同社が注目したのが生成AIを活用した問い合わせ対応の自動化・効率化でした。

◇ SELFBOT 導入の決め手
◆ 問い合わせ工数削減の具体像が見えた
複数のAIツールを検討する中で、Y’s shareが導入を決めたのがRAG型生成AIツール「SELFBOT」です。導入検討の初期段階から、「問い合わせ対応の工数削減」という目的に対して、具体的な活用イメージを持てたことが大きなポイントでした。
特に評価されたのは個別セミナーを通じて、自社データを使った検証ができたことです。実際の宿泊施設情報をもとにSELFBOTを試した結果、回答精度が高く、直感的に使いやすいと感じられました。他の生成AI(Geminiなど)とも比較した上で、「現場で使うイメージが最も湧いた」といいます。
◆ Google Drive 連携が、運用負荷を最小化
SELFBOT導入の決め手となった最大の理由は、Google Driveとの連携機能でした。
Y’s shareでは、宿泊施設に関する多くの資料やデータをGoogle Drive上で管理しています。施設情報、設備一覧、運用ルール、FAQなど、リソースの大半がすでにDrive内に集約されていました。
SELFBOTはGoogle Driveと直接連携できるため、既存の資料をそのまま活用することが可能です。新たにデータを作り直したり、別システムに移行したりする必要がなく、データ取り込みにかかる人的工数を大幅に削減。「現状の運用を大きく変えずにAIを導入でき、リソース追加も簡単で運用負荷が少ない」との評価を受けました。
◆ 伴走型のサポート体制も安心材料に
生成AIツールの導入にあたっては、「導入して終わり」ではなく、その後の活用・定着が重要です。その点において、SELFBOTのサポート体制は高く評価されました。
初期設定や活用方法に関するサポートが充実しており、不明点があればすぐに相談できる環境が整っています。AI活用に不安を感じやすい現場にとって、伴走型のサポートは大きな安心材料となりました。
◇ 生成AI連携「SELFBOT」とは
ドキュメントやURLを自動学習させ、即座に回答に導ける次世代の高精度チャットボットです。社内対応はもちろん、顧客対応にも利用が可能です。
- SELFBOT 顧客対応:https://self.systems/selfbot/
- SELFBOT 社内利用:https://self.systems/selfbot-inside/
- SELFBOT AIエージェント:https://self.systems/ai-agent/

◆「SELFBOT」の主な特徴
1. 独自のRAG技術によって、高精度の回答を提供
生成AIの精度を高めるRAG技術によって、ハルシネーションを徹底的に抑制。
さらに独自のデータ処理技術によって、カスタマーサポートの自動化に活用し得る回答精度を実現しました。
2.使いやすい管理画面で、誰でも手軽に運用可能
専用の管理画面から、既存のドキュメント(PDF、Word、Excelなど)やWebページのURLを登録するだけで、社内データと連携したAIチャットボットを構築できます。
3.情報漏洩対策など、セキュリティも万全
SELFBOTは、高度なセキュリティを備えています。Googleアカウント、MicrosoftアカウントによるSSO認証、IPアドレスによるアクセス制御等の機能を備えており、情報漏洩や不正利用を防止します。
4.目的に応じて選べる、多彩なUI
SELFBOTは、Webサイトへの設置のほか、認証されたアカウントのみログイン可能な専用画面での利用も可能です。また、チャットの表示形式を複数のUIタイプから選択可能。導入目的に応じたUIを選べるため、利用率が向上します。
5.多様な環境で利用可能
SELFBOTはMicrosoft TeamsやSlackといったビジネスツールをはじめ、様々な外部サービス、ツールと連携しています。Googleサイト、SharePointで構築した社内ポータルサイトにも搭載でき、LINE公式アカウントとも連携しています。
※ AIアバター、AIエージェント利用時は外部ツールとの連携ができない場合があります。
◆ 生成AI×RAG活用セミナー実施中
SELF株式会社では生成AI×RAG活用セミナーを定期的に開催しています。このセミナーでは生成AIやRAG(検索拡張生成)についての最新情報や、RAGを活用したツールの導入・運用についての情報を発信しています。是非お気軽にお問い合わせください。
SELFのライターを中心に構成されているチーム。サービスの導入情報や出展情報など、最新トピックをいち早くお届けしている。その他、SELFで一緒に働いてくれる仲間を随時募集中。



