近畿大学(大阪府東大阪市)は、令和6年(2024年)10月1日(火)から、生成AIなどの開発を手掛けるSELF株式会社(東京都新宿区)提供の生成AI連携チャットボット「SELFBOT」を導入します。
近畿大学ではこれまでも、学生からの問い合わせや、教職員の業務においてAIチャットボットを活用してきましたが、生成AIと連携した次世代の高精度チャットボット「SELFBOT」を新たに導入することで、問い合わせ対応の効率化を促進し、学生及び教職員の利便性向上と窓口スタッフの業務負担軽減を目指します。
◇本件のポイント
- 生成AIと連携した次世代の高精度チャットボット「SELFBOT」を新たに導入
- チャットボットが自動学習するため、回答を考える手間が省け、高度で柔軟な回答が可能に
- 最新技術を導入することで、学生・教職員の利便性向上と窓口業務の負担軽減を目指す
◇本件の内容
近畿大学では、令和4年(2022年)から、学生からの問い合わせ対応にAIチャットボットを導入しています。これまで70,000件以上の問い合わせにチャットボットで回答し、窓口での問い合わせ件数が最大5~6割程度削減(時期により変動)されました。ただし、これまで運用していたチャットボットは、教職員があらかじめ用意した想定質問と回答を学習させ、回答の質を高める作業が必要でした。
今回新たに導入する次世代の高精度チャットボット「SELFBOT」は、生成AIのChatGPTと連携しており、回答の元となるドキュメントやURLから自動学習させることができるため、教職員が質問や回答を考える手間が省けるうえに、より高度で柔軟な回答が可能となります。これによって、学生からの問い合わせ対応をさらに効率化し、窓口対応の負担を軽減することを目指しています。また、教職員の業務においてもチャットボットによるサポートを強化し、業務効率化を図ります。
◆今後の取り組み
今後、近畿大学とSELF株式会社は、この「SELFBOT」を活用して、個々の学生にパーソナライズされた情報の提供を目指しています。SELF株式会社はすでに、自社独自のユーザー理解をテーマとしたサービスを展開しており、ユーザーの属性情報、メンタル、生活環境などに基づく個別最適化システムを有しています。将来的には、学生からの問い合わせ対応にとどまらず、生成AIを最大限に活用して、学生一人ひとりの特徴や将来の目標、学習到達度などを踏まえた教育や支援を個々に提供することを目指しています。
◇生成AI連携「SELFBOT」とは
ドキュメントやURLを自動学習させ、即座に回答に導ける次世代の高精度チャットボットです。社内対応はもちろん、顧客対応にも利用が可能です。
- SELFBOT顧客対応:https://self.systems/selfbot/
- SELFBOT社内利用:https://self.systems/selfbot-inside/
◆SELFBOTの5つのポイント
1.Webページやドキュメントの情報を即座に学習
トレーニング用のデータセット構築、シナリオ作成は不要です。
既存のドキュメントファイル(Word、Excel、PDFなど)や、WebページのURLをアップロードするだけで、社内データと連携したAIチャットボットを構築。従来のチャットボットと比べ、圧倒的にスピーディな導入が可能です。
2.使いやすい管理画面で手軽に維持管理
使いやすさにこだわった管理画面で、簡単に学習データの追加や編集が可能です。
さらに会話ログの閲覧・分析やプロンプトのカスタマイズも可能。作成したチャットボットの管理・改善をひとつの画面から手軽に行うことができます。
3.情報漏洩対策など、セキュリティも万全
SELFBOTは、「個人情報の入力制限機能」や「対応する話題の限定機能」を備えており、セキュアにご利用いただけます。Azure OpenAI Serviceと連携しており、会話内容がAIに学習される心配もありません。
4.参照リソースの表示、想定される入力文の提示など、高いユーザービリティ
回答生成と同時に参照したWebページやドキュメントへのリンクを提示。情報ソースへのアクセスや回答のファクトチェックを手軽に行うことができます。また、入力が想定されるテキストをAIが予測し提示することで、ユーザーが質問を入力する手間を省きます。
5.多様な環境で利用可能
SELFBOTはMicrosoft TeamsやSlackといったビジネスツールをはじめ、様々な外部サービス、ツールと連携しています。GoogleサイトやSharePointで構築した社内ポータルサイトにも搭載でき、LINE公式アカウントとも連携しています。
◆無料体験セミナー実施中
「SELFBOT」の無料体験セミナーを定期的に開催しています。まずは体験いただくことが導入検討の第一歩になりますので、是非お気軽にお問い合わせください。
https://self.systems/selfbot/handson_seminar/
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