「SELFLINK」には大きく「商品提案」と「会話提案」の大きな役割があります。
それはECにおいて「商品提案、案内」を実現させ、ユーザーの商品選びをより効果的にし、購入の機会損失をなくしていくことを目的としています。
このトピックのポイント
・SELFLINKの機能はECの問題を洗い出し、対応した機能である
・SELFLINKは大きく3つの機能がある
・フッターレコメンド機能は、ユーザーの商品との接触を促進し、購入へのスムーズな流れを作り出す
・会話機能+レコメンド機能では、ユーザーの今の課題を聞いて、該当商品を提案する
・会話機能では、ユーザーに対しサイトの有益情報を補足、後押しすることにより購入のきっかけにする
3つの大きな機能
SELFLINKには大きな3つの機能があります。
フッターレコメンド機能:商品比較、商品精査をユーザーに効率的に行ってもらうもの
会話機能+レコメンド機能:ユーザーの課題に対応し、商品選びを手助けするもの
会話機能:ユーザーに留意点や特別な情報などを気づかせ購入きっかけに、問題払拭を行うもの
これらの機能を「どのユーザー」「どの内容」「どのタイミング」で提示するかを効率化させ、より高い決済率に導き、売上を向上させることを狙いとしています。
以下詳細についてご説明させていただきます。
フッターレコメンド機能
■フッターレコメンド機能の内容
役割:商品比較、精査へ対応
効果:商品を比較しやすく、答えを探しやすく
狙い:判断のしやすさを向上させ、決済への筋道をスムーズにさせる。これにより決済率があがる
フッターレコメンド機能は、ユーザーの商品との接触を促進することにより、購入へのスムーズな流れを作り出し、決済へ導く手法を作り上げるものです。
大きな特性として、
- パーソナライズを重視し、ユーザーごとに合った情報を出すこと
- ユーザーのアクセス履歴をリアルタイム、次回訪問などに多様に活用すること
- ユーザーが判断を適正化しやすいように、探している商品の特徴から共通性のある商品を探し出すこと
- ユーザーの判断を手助けするため、探しているカテゴリーでの他者評価(人気、レビューなど)を提示すること
- ファーストビューを活用し、ユーザーの離脱を防ぐこと
- 限定、特別商品など、タイミングで気づきの商品提案をおこなうこと
などを有しています。
他社のレコメンド機能と比較のご意見もいただきますが、より多様な問題を解決している点はご理解いただけると思います。既存のサイトのレイアウトを変更せずに、ユーザーのちょっとほしい、参考になるなどのニーズにしっかりと刺していくことが可能です。
レコメンドビューの開発理由となるトピックも用意していますので、ご参考にされてください。
リンク:サイトの利用時間減少で、「商品を伝えきれない問題」にどう対処するか?
会話機能+レコメンドビュー機能
この機能の大きな狙いは、フッターレコメンド機能と違い、課題は持っているがどんな商品を選べばいいのか分からないユーザーに対応する機能です。
ユーザーの今の課題がないか、もしくはこんな課題や興味があるのではないか予測を投げかけ、該当商品にナビゲートする機能を有しています。
■会話機能+レコメンドビュー機能の内容
役割:課題解決への対応
効果:何を選べばいいか分からないユーザーへの対応
狙い:ユーザーの課題と商品結びつけ、離脱を減らし購入を促進
この機能の他にはない優位点は、サイト検索にはない、多様な軸で商品に触れてもらうことができる点です。商品知識のないユーザーに対し、接客と同じく商品選びをサポートすることができます。
SELFLINKの形態素解析により抽出した商品ページの特徴を活用し、ユーザーごとに柔軟な商品結果を表示します。表示が既存サイトの検索結果画面ではなく、わざわざSELF独自の一覧ビューを利用するのはこの理由からです。検索結果軸とは違う柔軟な提案軸で、よりユーザーの興味があるであろう商品を提案します。
また、カテゴリーを横断して、人気商品、評価の高い商品などを探し出すことを可能とし、他のユーザーの選んでいる状況などを活用しながら、商品選定のヒントを提案します。
■会話機能と組み合わせている理由
上記の会話機能+レコメンドビュー機能に会話機能を組み合わせている狙いは、ユーザーの意図を明確に判断するためという理由があります。
弊社SELFでは、コミュニケーションAIの技術を数年に渡り培ってきましたが、その理由として会話には単なる情報提示には無い多くの利点があるからです。
特に最大の利点は、ユーザーの明確な意図を汲み取ることができるということです。これはアクセス解析やバナー表示のクリック反応だけでは得ることができない、ユーザーの本当の目的や要求、また感情など、さまざまな意図をすくい取ることができるメリットがあります。また、弊社の会話エンジンは双方向に情報のやり取りをするため、より詳細で踏み込んだ情報取得が可能になります。これにより正確な商品提案を可能にするという点があります。
これは未ログインユーザーや初回アクセスユーザーに対しても、パーソナライズを可能にするという大きな効果を発揮します。
会話機能
上記は、会話とレコメンドビューの組み合わせでしたが、この会話機能のみでも商品提案に効果を発揮します。
■会話機能の内容
会話機能+レコメンドビュー機能の内容
役割:気づかせ対応
効果:留意事項、補足事項、気付き
狙い:サイトの有効情報などを補足し、購入きっかけへ後押し、問題払拭
会話機能だけの場合、商品提案の役割は担えませんが、ユーザーの購入の後押しをするという役割が可能です。検証の結果、サイトだけの特別商品であったり、送料の特別割引がある場合にもユーザーは気づいていない場合があり、そういった情報提示を会話で補足すると決済率への影響があることがわかりました。
また、そこから送料案内などにつなげ、不安払拭にもつながります。メインの機能というよりも、ポイントを押さえていく機能となっています。
最後に
これらの機能を「どのユーザー」「どの内容」「どのタイミング」で提示するかを効率化させ、より高い決済率に導き、売上を向上させることを狙いとしています。
これからの機能は、コンバージョンを明確に分類し商品詳細到達率、カート追加率、決済完了率の向上を目指して考えられました。
また、設計ゆえに、以下のリンクの形で貢献する結果を導き出すことができました。
ECサイトの売上にお悩みの方はぜひお気軽にご相談いただければと思います。
今後ともSELFLINKをよろしくお願い申し上げます。