AIの定義について

AIの定義について

ここ数年、耳にする機会が増えた言葉の一つに「AI」があると思います。

テレビCMや世の中に転がっている記事を見ていても、「AI搭載洗濯機」「AI搭載ロボット」「物流にAI」など、「AI」というフレーズを聞かない日がないくらいです。

ではそもそも「AI」とは何か?

「AI」とは「Artificial Intelligence」のこと。言い換えると「人工知能」のことです。

そう、「人工的に生み出した知能」ということです。

では人が生み出した知能とはどういうことか……実はこれまだ明確な定義がないのです。

人間の脳の知的活動を行えるようにしたコンピューターシステムと言われますが、それが具体的にどの知的活動のことを言うかって決まりはないんです。

それにしても最近、なんでもかんでも「AI」ってついてるなって思いません?

実際の調査結果でも、AIを名乗るスタートアップの4割が誇大宣伝であることが判明したそうです。

AIを名乗るスタートアップの4割が誇大宣伝である事が判明
https://forbesjapan.com/articles/detail/26077/1/1/1?s=ns

この調査によると「AI企業を名乗るスタートアップのプロダクトや、公式サイト、公開されたドキュメントを調査した結果、40%の企業のAIが具体的な根拠に乏しいテクノロジーであることが分かった」ということです。同じ「AI」を開発している会社としては、少し残念な結果です。「AI」と名乗ることで、一度真偽を問われるということになりかねないので。

ただ、これもう一つの側面としてそれだけ「AI」という言葉に引きがあるということの表れでもあります。

「AI」と言うとなんだか機械やシステムが勝手に考えて、勝手に何かを生み出してくれるという消費者の過大な期待とイメージがその原因になっているのではないでしょうか。

たしかに最終的にはそこに行き着きたいとどの開発者も思っているでしょう。ただ、あくまで今は途中段階。一つ一つできるようになって、最終的にはAI自身が考えて判断できるようになって人の生活をもっと手助けしてくれる世界になればと思っています。

ただそれは、そんな遠い未来でないと思っています。

人間の能力を超えたAIがすでにいくつもでてきているじゃないですか。例えば囲碁のAlphaGo。人間のプロ棋士をハンディキャップなしで破りました。このような一つの能力に秀でたAIをAGI(Artificial General Intelligence)、特化型人工知能と言います。一つの目的に特化したことで、すでに人間の能力を超えたものがいくつもできています。

そして、最終的にはGAI(Growing Artificial Intelligence)、汎用型人工知能の完成を開発者は日々目指しています。これは、様々な領域で多様で複雑な問題を解決する人工知能のことです。

一つ注釈としてお伝えしておくと、人工知能とロボットを混同しないように気をつけてください。

人工知能は人間でいうところの「脳」です。ロボットは体の部分なので、AIとロボットは必ずしも一致するものではありません。またロボットは、すでにインプットしてあるプログラムを実現しているもので、プログラム外のことに関しては対応することができません。

人工知能は形にこだわりません。ロボットのように、人間のような手も顔も足もいりません。もちろん見た目は大事ですが、どんな形でも人工知能になりえます。例えばSELFでは、アプリに存在していれば、webサイト上でも存在しています。そういう意味で人工知能は、自由自在に存在できるものということになります。そしてAIは自ら考える力が備わっているということが大きな違いです。

さて、話は戻って、AIって定義が曖昧っていうけれど、みんな曖昧なまま開発しているわけではなく、それぞれの開発者がそれぞれ定義付けしながら進めています。

ではSELFはAIをどう定義しているか。

私たちはAIを「ある目的のために情報処理を自動化すること」と定義して開発を続けています。

ではそのある目的とは何か。それは「人に最適な提案をすること」としています。今、インターネットの発達により、情報が飽和状態になっています。どの情報がが正しくて、何が有益な情報かを即時に判断できず、それを判断するためにまた検索をかけるという検索沼の状態になっています。その沼から脱出するために情報を最適化させ、コミュニケーションによって人の生活や思考の背景にある様々な要素を自動的に体系立て、捉える仕組みを開発するために日々邁進しています。

そして、そのAIが実現することにより、私たちの生活がより快適になり、人間が成長し、よりよい世界が実現することを目指しています。